大谷翔平選手(23)が右肘の内側側副靱帯の損傷でメジャー入り後初めて10日間の故障者リスト(DL)に入ったと発表した。
7日にロサンゼルスで右肘に自身から採取した血小板を使って組織の修復や再生を図る「PRP注射」と呼ばれる治療を受けていた。
大谷選手は6日のロイヤルズ戦で4回を投げたのちに降板していたが「右手中指のマメの影響と公表されていた」
が、降板した際に、肘の違和感を伝えていたと米メディアが伝えている。
大谷翔平選手の肘の怪我は大丈夫?
(https://abcnews.go.com/Sports/wireStory/shohei-ohtani-headed-halos-dl-sprained-elbow-ligament-55757890)
チームドクターの診断では右肘内側側副靱帯損傷「グレード2」とされている。
右肘内側側副靱帯(じんたい)の損傷レベルとは?
「グレード1」は靱帯(じんたい)が伸びている状態
「グレード2」が部分損傷もしくは部分断裂
「グレード3」が完全断裂
エンゼルスGMは「現時点ではグレード2としか言いようがない」と話していて、今後トミー・ジョン手術(右肘内側側副靱帯(じんたい)の修復手術)をするかどうかに関しては「トミージョン手術は避け、自身から採取した血小板を使って組織の修復や再生を図る「PRP注射」と呼ばれる治療で治せると希望を持っている」とした。
(出典:https://abcnews.go.com/Sports/wireStory/shohei-ohtani-headed-halos-dl-sprained-elbow-ligament-55757890)
メジャー移籍前の怪我は?
メジャー移籍前の怪我、つまりエンゼルス入団が決まった時の大谷翔平投手は、「右肘に軽度の靭帯損傷があった」と米メディアが伝えていた。
その際にも今回の怪我と同じ内側側副靱帯にダメージを負い、PRP(Platelet Rich Plasma)注射を施していたのはみなさんご存知かと思う。
そんな注射で治るの?と思った人も多いであろうけど、その際の損傷は軽度のものとみられていたようだ。
(実際の最近のパフォーマンスを見てわかるが、当時の損傷が軽度のもので回復したのだと思われる)
2017年10月にPRP注射、エンゼルスGMは問題なしとの見解「深刻な兆候ない」
昨年10月にPRP(Platelet Rich Plasma)注射を施していたことが報道されていた大谷選手。
PRP療法とは再生療法の一種で、自らの血液から抽出した多血小板血漿(たけっしょうばんけっしょう)を注射するものだ。
その後、ヤフースポーツは「最近行われた身体検査で、オオタニは肘の靱帯に損傷を負っていることが明らかになった」との見出しで記事を掲載。
「身体検査の結果を得たヤフースポーツによると、エンゼルスの新しいスターであるショウヘイ・オオタニは内側側副靱帯にダメージを負っているとのことだ」とレポートした。
記事では損傷は最も軽度の段階としながら更なるダメージは手術につながりかねないと指摘。
一方、十分なケアを行えば、全力でプレーすることに問題はないとの見解が示されていることも伝えていた。
今回の肘の怪我治療は?トミー・ジョン手術(右肘内側側副靱帯の修復手術)が必要?
今回の怪我は右肘内側側副靱帯(じんたい)の損傷レベルで「グレード2」とチームドクターの診断が下っているようだ。
グレード2とは部分損傷もしくは部分断裂で、一般的に手術が必要とされるのが「グレード3」
エンゼルスは「現時点ではグレード2としか言いようがない」と話しているとのことで、今後、トミー・ジョン手術(右肘内側側副靱帯(じんたい)の修復手術)をするかどうかに関しては「希望的にはこのままの治療で回復できればと思う」としている。
つまり「グレード2」であればある程度の損傷度合いを示しているのだが完全な裂傷ではないとされている。
要するに現段階では手術について
メジャー移籍前の怪我とメジャー移籍後の怪我の比較
現段階でわかっている情報で比較をして見たい。
- メジャー移籍前:軽度の損傷
- メジャー移籍後:レベル2
メジャー移籍前の内側側副靱帯の損傷度合いは「グレード1」だったのではないかと予想されます。
現にメジャー移籍前のエンジェルス側の意見では「彼の肘は他の同年代の投手たちと一致するように見え、消耗度合いからしても自然だ。我々は検査結果に満足している」という意見が出ていた。
今回は「グレード2」とされているので、前回より少し損傷が大きい。
ただし手術は避けられそうだと話しているようだ。
(多少の疑問も残る。治療方針はまた今後変わる可能性があると思われる)
復帰時期はいつ?
復帰時期は今の所明言されていません。
エンジェルスの報道によると「三週間後に再検査」ということがわかっています。
残念ながらオールスターゲームは厳しいようですね。
通常肘の損傷で手術をすると3ヶ月程度復帰に要するようですが、大谷選手は手術ではないので、もう少し早い時期に復帰の可能性もあります。
ただ、今の段階で、手術が必要なんじゃないの?
と米国メディアが記事を書いています。
この三週間で検査や調子を見てこのままリハビリで復活するのか、手術が必要と判断するのか、決定していくのだと思います。
まとめ
大谷選手の活躍無くしてメジャーリーグは楽しめなくなってきている程の存在感ですが、怪我でしばらくオフになりそうです。
以前にも書いてありましたが、同年代の選手と比べても肘は消耗度合いは変わらないということで、どうしてもピッチャーは肩肘を酷使してしまうのでしょう。
今の時期にきになるのは、オールスターゲームに出れるか?!
アメリカの記事でも、この故障でオールスターゲームには出場できないのでは?嫌だ!といったことまで書かれています。
また、手術についてもアメリカでは必要なのではないかという人もいるようで、今後のアップデート情報もきになるところです。