
スーパーでフグの切り身と内臓が売っていたら気付きますか?
愛知県蒲郡市のスーパーがフグの切り身を毒の可能性がある内臓と一緒に販売していたことが分かりました。
愛知県によりますと、毒のある内臓が含まれている可能性があるのは、蒲郡市形原町の「スーパータツヤ」で販売されていたフグの切り身パックです。15日午後3時半ごろ、パックを購入した客から「フグの肝臓が入っている」と保健所に連絡があり、確認したところ、ヨリトフグの肝臓が含まれていたということです。同様のパックは7個が店頭に並び、5個が売れましたが、2個の販売先が分かっていません。
「スーパータツヤ」の経営者・鈴木辰治さん:「今まで何十年も売っている。一回も事件も中毒も起きたことない」
健康への被害は今のところ報告されていませんが、県は「商品を見つけたら絶対に食べず、店へ連絡して返品してほしい」と注意を呼び掛けています。(テレ朝ニュースより)
このようなニュースが出ると、見分けがつく人はいいけど、「スーパーで売ってるから大丈夫でしょう。」
なんて思って食べてしまいそうで怖いです。 残る二個の販売先が早く見つかってほしいです。
フグの肝について
フグの肝臓を食品として販売するのは食品衛生法で禁止されています。
そのようなものをスーパーで売るなんてだめです!今まで食べていて何ともなかったってことですが。。。。。怖すぎる!
厚生労働省のサイトでも肝臓の食用はだめだと明記されています。
フグ毒の危険性
フグ肝には猛毒のテトロドトキシンが含まれており、人が食べると体がしびれるなどして最悪の場合、死亡する。
ヨリトフグに関しては魚図鑑や魚に関するサイトで、「肝も食べていた」と書かれているのもあるため、この販売したスーパーの担当者はすごく知識があるのかもしれませんが、厚労省が禁止しているので売ってはなりません。
もしかしたら毒性が低いというだけで毒がないわけでもないのかもしれないし、そのフグのいた環境によって毒性も強弱があるかもしれませんし。
(wikipediaにも**季節により毒の量が変わり、種によって毒化する部位が異なる。餌の種類を変えて養殖すると、同じ種であってもフグ毒が少なかったり、全くない場合がある**と書かれている)(牡蠣もしかり・生食できるものは厳しい基準の中で捕れたものと言います。)
テトロドトキシンとは
テトロドトキシンの毒性は驚くほど強く、青酸カリの1000倍以上の毒性。
人は1~2mg程度の摂取で死んでしまうほど強烈らしい。
加熱しても毒性は弱まらないらしい。
最後に・・・フグ毒に有効な治療法や解毒剤は今のところない
と、見れば見るほど恐ろしい。。。。。
日本では年間に約30件のフグ毒中毒が発生し、患者数は約50名で数名が死亡している。フグ毒中毒は釣り人や素人による家庭料理が原因になることが多い。(厚労省HPより抜粋)
魚に詳しい人でも肝は絶対にたべてはいけませんね。
余談ですが、さかなクンの帽子はハコフグとのことです。。。
早く残りのパックが回収されますように。