2018年のアジア競技大会では金メダルラッシュで日本を沸かせた池江璃花子選手が白血病を公表しました。

日本中に衝撃が走ったのはもちろん、池江さん自身もまだ信じられず混乱している状態ということで、温かく見守ってくださいとメッセージを出しています。

白血病とはどんな病気なのか?その原因は?10代〜20代の生存率は?

「水泳なんてやんなくていいから、とにかく長生きして」

池江璃花子選手とは

昨年のメダルラッシュでさらに知名度も上がり、2020年の東京五輪でのメダル有力候補とされていた池江選手。

知らない人は少ないかもしれませんが、彼女のプロフィールと素晴らしい活躍は下記の通りです。

池江璃花子選手プロフィール
  • 池江璃花子(いけえ りかこ)
  • 2000年(平成12年)7月4日東京都生まれ
  • 171センチ・60キロ
  • 2015年世界選手権で中学生として14年ぶりに代表入り
  • 得意は100メートルバタフライ:自己ベストは56秒08
  • 16年リオオリンピック(五輪)では決勝に進出して5位入賞
  • 2018年夏のパンパシフィック選手権で主要国際大会初優勝
  • ジャカルタ・アジア大会では日本勢最多6冠で、女子初の大会MVPに選出

白血病10代20代の生存率は?

池江選手は18歳です。

小児というほど小さくもないのですが、大人と小児の間の年齢と考えさせてもらい、そのあたりの生存率を見ていきたいと思います。

まず白血病という病気自体いくつかのタイプに別れているので、そちらの型によっても生存率や治療方法も変わってくると言われています。

池江選手の病名は明らかにされていませんが、頻度からいえば急性骨髄性白血病である可能性が一番高いと思われます。

早期の発見ということでしたが、急性骨髄性白血病の場合、早期発見・治療は重要で、治る可能性も高くなります。

(出典:https://www.fnn.jp/posts/00423720HDK https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-00000023-dal-spo)

白血病とは

白血病とは『血液のがんの一種』

血液を作る過程で異常が起こり、血球ががん化した細胞となって無制限に増殖することで発症する。

がん細胞が急速に増殖する「急性白血病」と、がん細胞がゆっくり増殖する「慢性白血病」に大きく分けられ、がん細胞が骨髄系の場合は「骨髄性白血病」、リンパ系の場合は「リンパ性白血病」に分類される。

急性白血病では貧血や息切れなどの症状が出る。

慢性白血病では初期段階では自覚症状がない。

治療法には、抗がん剤を用いた化学療法や骨髄移植などがある。

急性白血病
(貧血や息切れなどの症状・がん細胞が急速に増殖)
骨髄性白血病
リンパ性白血病
慢性白血病
初期段階では自覚症状がない・がん細胞がゆっくり増殖する
骨髄性白血病
リンパ性白血病

(出典:https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2019/02/13/kiji/20190212s00092000277000c.html)

本当はもっと細かく11タイプに分かれるとのことですが、ざっくりと分類するとこの4種類に分けられるということです。

白血病10代20代の生存率は?

はっきりと年代別の統計のようなものが出ていませんので、ざっくりとになりますが、若年の白血病生存率に触れているものを調べてみました。

池江選手の白血病の種類はわかりませんが、白血病の種類によっては、今は95%治る病気になっているといいます。
病名が確定された時にはもう患者さんは亡くなっていた劇症型白血病も、今では治ります。

白血病の治療はいま現在も、劇的に進歩しているのです。

(出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-00000023-dal-spo)

 

また統計の取り方などによっての差があったり、年代によってもかなり数値が違うので生存率はこれです。

明確な指標はないようです

もし、自身で病気になって細かい検査をして白血病の型が別れば、およその、数年前の生存率なら出てくるかと思います。

(**こちらで調べたものもそのような条件下で書かれているものと考えた上で参考にさせてもらっていますのであくまでも参考ということになります。また、10代、20代と細かく断定しているものがないので小児や30代以下という表現のものを参考にしています。)

小児の急性骨髄性白血病の場合

最近の小児の急性骨髄性白血病の治療成績は、全生存率が75%程度、無イベント生存率(再発、増悪、合併症がなく生存)が60%程度と報告されています。
(出典:http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/ped/cancer/about/leukemia2.html)

急性リンパ性白血病の場合

急性リンパ性白血病の長期生存率は、成人では15%~35%である一方で小児では約80%となっています。

予後を決定する因子には年齢(若いほど予後良好)、診断時の白血球数(少ないほど予後良好)、完全寛解までにかかった時間(4週間を境に短いほど予後良好)、染色体異常(高2倍体やt(12;21)であれば予後良好、フィラデルフィア染色体では予後不良)などが挙げられます。

一般に予後不良と定義されるのは ・30歳以上 ・診断時の白血球数がB細胞のもので3万/μL以上 ・寛解までの期間が4週間以上 ・フィラデルフィア染色体などの特定の染色体異常がある などです。

フィラデルフィア染色体は成人の急性リンパ性白血病の25%でみられますが最大の予後不良因子であると言われます。一方で小児では予後良好の染色体異常が多いです。また、小児では1歳未満、もしくは10歳以上で予後不良とされます。

白血病の原因は?

病気の原因は明確にわかりにくいものかと思います。

ただ、もしも原因となりうるものがあるのであればということで調べてみています。

不幸な偶然

医師の方がそういうのであれば、本当に何らかの偶然が重なって病気が発症したということかもしれません。

白血病の原因はごく一部に遺伝性のものもありますが、ほぼ突発的に発症するものとされています。 がんにかかるのは偶然、と私はいつも申していますが、不幸な偶然としか言いようがありません。

(出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-00000023-dal-spo)

白血病の型によって違う原因

白血病の原因 白血病には、慢性骨髄性白血病、急性前骨髄性白血病、成人T細胞白血病・リンパ腫などがありますが、それぞれの病気の原因が違います。

慢性骨髄性白血病の原因

幹細胞の遺伝子異常によるものとされています。
人には、22対の常染色体と、1対の性染色体がありますが、常染色体の中でも、9番目の染色体上にあるbcr遺伝子と、22番染色体上にあるabl遺伝子の転座(遺伝子が入れ替わってしまうこと)によって「フィラデルフィア染色体」が生じます。このフィラデルフィア染色体が、異常な遺伝子であるBCR-ABL融合遺伝子を作り出してしまいます。 このBCR-ABL融合遺伝子は、血液細胞を過剰に生成してしまうタンパク質をつくります。その結果、血液細胞が過剰に増殖し、慢性骨髄性白血病となるとされています。一方で、BCR-ABL融合遺伝子を持っていないにもかかわらず、血液が過剰に作られる方がいます。この場合は白血病ではなく、別の病気として考えられることが多くなります。

急性前骨髄性白血病の原因

遺伝子の転座が起きています。この場合は、常染色体のうち、15番目の染色体の一部と17番目の染色体の一部が切れ、互いに入れ代わる「相互転座」という現象がおきます。その結果、PML/RARα融合遺伝子という変異遺伝子が作られますが、これが作るたんぱく質が、人にもともと備わっている白血球の分化や成熟の機能を阻害してしまいます。その結果、正常な白血球が成熟できなくなり、前骨髄球と呼ばれる細胞が異常に増え、白血病を発症します。

成人T細胞白血病・リンパ腫の原因

原因はHTLV-1というウイルスへの感染です。白血球に含まれるT細胞がHTLV-1に感染しても、発症するのはごく一部です。およそ30~50年間の潜伏期間があるといわれており、HTLV-1ウイルスに感染しても発症しない人は、「キャリア」と呼ばれます。実際に感染しているかどうかは、抗HTLV-1抗体検査で分かります。
HTLV-1ウイルスは、母乳や血液、体液によって感染しますが、その原因として重要とされるのは、母乳による母子感染です。

例えば、発症率が高いとされる地域では、妊婦検診などを通じての抗HTLV-1抗体検査など、母子感染予防の対策が成されているところがあります。この他、高齢者や血液中のウイルス量が高い方、成人T細胞白血病・リンパ腫を発症した家族がいる方などは、発症する可能性が高くなります。
(出典:https://www.ganchiryo.com/type/index23.php)

池江選手の治療法と五輪への影響は?

池江選手の治療法は、先に述べた通り、白血病の種類によって違ってきます。

Twitterでも報告をする選手なので、治療の過程ももしかしたらSNSで報告してくれるかもしれません。

今回の病名の公表も本人の希望だったということが伝えられています。

 

池江選手の白血病の詳細については公表されていませんが『頻度からいえば急性骨髄性白血病である可能性が一番高いと思われます。』という報道があったので、参考までに急性骨髄性白血病の治療についてみていきます。

急性骨髄性白血病の治療

急性骨髄性白血病の治療は、予後因子によって層別化され、複数の抗がん剤を組み合わせた多剤併用化学療法や造血幹細胞移植を行います。

治療には大きく分けて、寛解導入療法(治療の第一段階で、血液中や骨髄中の白血病細胞の大半を死滅させる治療)と寛解導入後治療(強化療法や造血幹細胞移植)の2段階があり、約半年間入院して治療を行います。

標準リスクの場合は、化学療法が終了したら治療終了となりますが、高リスクの場合は、化学療法の後に造血幹細胞移植を行います。退院後は外来で定期的に検査を行い、再発の有無や抗がん剤の副作用による合併症の有無を確認します。
(出典:http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/ped/cancer/about/leukemia2.html)

五輪への影響は?

未知と言えるかと思いますが、やはり、治療優先するべきなのは誰にとっても一番大切なことです。

水泳界の期待の星ではありますが、18歳の女性です。

ご本人も強い思いがあるのは当然でしょうけれども、池江選手の祖母のいう通り、治療をしてまず元気な体に戻って欲しいです。無理な治療や無理なリハビリなどは避けて欲しいと願います。

五輪への影響はあると思いますし、また元気になって次の五輪も目指せる可能性もあるかと思います。

 

ご本人の意思次第かもしれませんが、今は治療を頑張って欲しいと思います。

最後に

この記事のまとめ

◆白血病10代20代の生存率は
白血病の型によって違うが、白血病の種類によっては、今は95%治る病気になっているといわれています。
30歳以下の若い方が生存率が高いものもあります。白血病は治る病気になってきている。 白血病の治療はいま現在も、劇的に進歩しています。

◆池江璃花子選手の治療法と白血病の原因は
型により異なりますので具体的にはわかりませんが参考までに調べています。

白血病の治療は辛いものもあるかもしれないと言われています。
水泳もトレーニングもできなくなるなか、治療をしていくのはとてもしんどい事かと思いますが、皆さんで池江選手の健康が早く回復することを願っていますので頑張って欲しいと思います!
そしてまた元気な姿を見れるのを待っています。

(*本稿での内容は出典元に従っているもので必ずこうなるというものではありません。)

おすすめの記事