猫や犬が新型コロナウィルスに感染した際の症状は?ペットのコロナウィルスと人間のは違う?

 

新型コロナウィルスに感染した場合ペットにもそのウィルスは感染するのでしょうか?

世界の中で今まで新型コロナウィルスに感染が確認されたのぺットは『香港の犬』だけでしたが新たに『ベルギーで猫が新型コロナウィルスに感染』したことがわかりました。

日本では動物に対して人間のコロナウイルスのPCR検査を行うこと自体が稀なのかもしれませんのではっきりとはわかりませんが、我々の身近なぺットにも危険がせまっているかもしれません。

ベルギーでの猫の新型コロナウィルス感染とは?

世界で初めて猫への新型コロナウィルス感染が確認されました。

飼い犬への新型コロナウィルス感染は香港で確認されていますが、猫への新型コロナウィルス感染はベルギーで3月27日に確認されています。

極めて特殊なケースとはいえ、人間から動物に新型コロナウィルスが感染するということがわかりました。

飼い主から猫に新型コロナウイルスが感染する事例がベルギーで起きていたことが27日、分かった。これまで飼い犬への感染は報告されていたが、飼い猫への感染が確認されたのは世界初。ベルギー当局は「特殊なケース」としているが、感染者はペットと接触することも避けるよう呼びかけている。
 地元メディアによると感染したのは、ベルギー東部リエージュに住む女性の猫。女性に感染の症状が出た1週間後に猫も下痢や嘔吐(おうと)、呼吸困難の症状を示し、便からウイルスを検出したという。猫の体調は現在、快方に向かっている。
 ベルギー当局は「ペットから人間やほかのペットに感染する証拠はなく、人間同士の接触による感染のケースと比べるとそのリスクは無視できる」とする一方、ペットへの感染を防ぐため、「特に自分自身が感染している可能性がある場合はペットとの濃厚接触を避け、自分の顔をなめさせるような行為も控えるべきだ」としている。
 ベルギー当局によると、これまで、ペットが飼い主から感染した例は香港で2件報告があるだけでいずれも犬だという。このケースでは、いずれの犬もコロナウイルスの症状は示さなかったとしている。
(出典:https://www.asahi.com/articles/ASN3X2363N3WUHBI030.html)

猫、犬の新型コロナウィルスに感染した際の症状は?

猫の症状(ベルギー)
ベルギーの新型コロナウイルスに感染した猫は呼吸症状と消化器症状があった。

・飼い主に新型コロナウィルス感染の症状が出た1週間後に猫も下痢や嘔吐(おうと)、呼吸困難の症状を示した。

・便からウイルスを検出
・猫の体調は現在、快方に向かっている。

犬(香港)
新型コロナウィルスに感染したと報道された香港の犬の場合は不顕性感染ということで症状がなかった。

隔離されている間も症状がでなかったが、飼い主の元に戻って2日たってから死んでしまった。この犬はポメラニアンで17歳だった。

ペットのコロナウィルスと人間のコロナウィルスは違う?

  ※ウイルスは、まれに突然変異を起こし変化します。将来的にはどうなるかはわからないが、現時点では、種を超えた感染が、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)にはないと言われています。
・新型コロナウイルスが、ヒトからペットに移り、ペットは発症しないがウイルスを所有し、次のヒトに伝染させるという「ペットの媒介」も、今のところは否定されています。
出典:http://www.kayama-ah.jp/15818379643109

ペットを飼っている方々は『ペット→人』『人→ぺット』の感染が心配だと思います。
現在、『ぺット→人』の感染は犬と猫の3例があります。
しかしながら基本的にはコロナウイルスは、種を超えては感染しにくい「種特異性」が高いウイルスです。
犬や猫にもコロナウイルスは感染しますが、犬猫のコロナウイルスはアルファコロナグループに属し、新型コロナウイルスはベータコロナグループに属します。つまり、人は人、犬は犬、猫は猫間でのみ感染するということです。(属性が違う)

犬のコロナウィルス

犬のコロナウイルス性腸炎は、犬コロナウイルスが感染することによる病気です。
犬コロナウイルスの病原性はそれほど強力ではないため、症状は犬の年齢により異なります。成犬は、不顕性感染と呼ばれる、感染しているかどうかわからない(症状が現れない)状態になることが多く、症状が出ても軽い症状で済んでしまうことが多いです。

子犬の場合は、「元気・食欲の低下」「下痢」「嘔吐」が見られ、症状が続けば、脱水症状を起こしてしまいます。下痢便は、粥状から水様で、悪臭を伴うことが多く見られます。
原因は、犬コロナウイルスに感染した犬の便や吐物にはウィルスが存在しているため、これらに接触したり汚染された食器などからの感染です。

治療は、犬コロナウィルスに直接効果のある薬はないため、対症療法となります。点滴、吐き気止めや抗菌剤の投与などを行います。

(出典:https://petlife.asia/column/dog/dog-health347.html)

猫に感染するコロナウィルス

猫コロナウイルス(feline coronavirus : FCoV)は、猫に腸炎を起こすウイルスです。数日下痢症状が続く猫もいれば、無症状の猫もいます。一方、全身に感染症を起こす猫感染性腹膜炎ウイルス(feline infectious peritonitis virus: FIPV)も知られています。猫コロナウイルスが遺伝子変異を起こして猫感染性腹膜炎ウイルスになると考えられています。
出典:https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kenko-iryo/eiken/kansen-center/shikkan/ka/corona1.html
人以外に感染するコロナウイルスは多種あります。コロナウイルスが遺伝子の変異を起こすことで、それらの中から、SARS-CoVあるいはMERS-CoVのように、人に重篤な感染症を起こすコロナウイルスが出現しないかと危惧されています。(https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kenko-iryo/eiken/kansen-center/shikkan/ka/corona1.html)
とあるように動物によって感染するコロナウィルスの種類は違うといわれています。

しかしながらウィルスは突然変異を起こすこともあるので、今後どのような形で感染経路ができていくのかはわかりません。現段階では、『人→ぺット→人』といったぺットから人に感染するというものは否定されています。
様々な情報が錯綜しており、こちらでも最新の情報出典元からの引用も記載しておりますが、各自でこのコロ渦を乗り切れる対策をしてきましょう。
(*情報は出典元を参照しております。参考になればとまとめておりますが、当サイトでの責任は一切負いかねます。感染の疑いがある際などは必ず保健所や病院に連絡をご自身で判断してください。)

まとめ

また新型コロナウイルスのことは人間に関しても全てが解明されているわけでもなく、よくわかっていないことが多いです。

ペットに関してももしかしたら感染しているペットはもっといるのに検査をしていなかったりで『わかっていないだけ』のケースも多いかもしれません。

ここで大切なのは、『今の段階ではペットから人間には感染していない』(WHO)

ということです。ただ、日々情報もかわりますので、今後違う情報になるかもしれませんので各自ご確認をしてください。

今の段階でいえるのは犬の散歩などは気をつけていくということ。また、個人的な意見ですが、ドッグランもあまりこの時期にはオススメではないかもしれないと思います。もし犬同士の感染があったら?と思うと怖いですね(あくまで最悪ケースを考えてのことですが)。最悪のケースを考えて感染拡大を防ぎましょう。

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