
子連れ出勤を政府が後押しするということがニュースになって、賛否両論というより避難の声が多くSNS上で見られます。
その中でも多かった意見や問題点についてまとめていきたいと思います。
まずは『子連れ出勤』を政府が後押しするという経緯についてごらんください。
宮腰光寛少子化担当相は15日、子どもと一緒に仕事をする「子連れ出勤」を政府として後押しする考えを表明した。
自治体向けの地域少子化対策重点推進交付金の中で新たに重点課題と位置づけ、補助率を従来の2分の1から3分の2に引き上げる方針だ。
子連れ出勤を採り入れている授乳服メーカー「モーハウス」(茨城県つくば市)を視察した後に記者団に語った。
子連れ出勤など、子育てと仕事の両立を図る職場環境づくりを広めるため、自治体がモデル事業をする時の費用やその成果を普及啓発する事業などを対象に補助率を引き上げる。
内閣府は2018年度2次補正予算案に同交付金として16億円を計上。そのうちの一部をあてる考えだ。
宮腰氏は、乳児を抱えながら事務仕事に取り組む従業員の様子を視察。「人手不足のなかで、子供を産み育てやすい環境を作っていくことは企業としても重要。全国に広めていけたら」と話した。(松山尚幹)
「子連れ出勤」政府後押しへ モデル事業の補助率アップ
子連れ出勤に対するみんなの意見














*仕事に集中できない
*託児施設があるのかで話が違う
*会社が福利厚生施設として社内に託児施設を作るべき。政府は税金では保育所を作るべき
*母親が子連れ出勤と決めつけている
*父親や祖父母も孫連れ出勤させれると考えているのか
*WIN-WINになると思う
交通手段の問題
- 都市部で満員電車通勤なのか
- 自転車通勤できるのか
- 自車通勤できるのか
職種や職場環境によっても違う
- 営業職は外出がメイン
- 会議が多い仕事
- 女性ばかりの職場なら理解もあるかも
- 従業員が多い会社か、少ない会社なのか
- 静かな職場か、慌ただしい職場か
- 接客業は厳しすぎる
- イベントがあるのかないのか
性差別?
日本は男女平等から程遠い国です。
近年変わりつつありますが、男女平等の国の話やその国に行かれた方はその違いを肌で感じ、違和感を持ち続けるでしょう。
子供自身もお母さんが掃除洗濯ご飯作りしていると思っている子も多いはず。
海外では一概にはそうとは言えません。
ですので、もしこの『子連れ出勤=母親』と考えての政策だとしたら性差別ということになりえます。

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO10329670W6A201C1TY5000
2016年のものですが、日本は111位です。
今回のこの『子連れ出勤』と聞いた時点で世の中の子連れママたちは『やめてくれーーー』と思った人が多いはず。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190115-00000585-san-l08
(ちなみに大臣が子供の頭を触る・・・勝手に触らないで欲しかったりもします)
そうです、女性が『子連れ出勤する』と女性自身も認識しているからです。
私もその一人ですし、旦那には赤ちゃんなんて任せられないし、そんなの怖すぎると感じてしまうくらい『ワンオペ』状態になっている人が沢山いると思います。
ですから子連れ出勤ではなく、ベテランの保育士さんに預けて仕事に集中したい。
子供との時間はみなさん努力して作っているはず。
女性は子育て、家事、仕事!!
すごくないですか?やりすぎです。さらに出勤まで子連れでしなさいと言われた日には干からびてしまいます。
もちろん、例外もあると思います。
『子連れ出勤』賛成の意見となるのは?
例えば、実例もある『保育士さんの子連れ出勤』!
これこそ力を入れて援助するべきことではないでしょうか?
あとはモーハウスやベビーグッズの会社、女性専用の商品を扱う会社などは会社でその『子連れ出勤』を推奨しているかと思うので待遇もしっかりしてることが多いはず。
ですので、こちらは『子連れ出勤』賛成する意見の方に一致するかと思います。
『子連れ出勤』反対の意見となるのは?
通勤時間が長い人や都市部で通勤時間内に子供に危険が及ぶ可能性がある方。
これ、都市部の私立に通う小学生・中学生・高校生もかなり苦しい思いをしながら通学しています。
働いている方もぎゅうぎゅうの中でギリギリの状態で通勤しています。
ですので都市部での『未就学児を連れた通勤は危険』と言えます。
また、母親業って本当に大変で、保育園に預けていたとしても、お迎えの時間、出勤前にオムツを替えることになって遅刻ギリギリだったり・・・考えたらきりがないくらいのトラブルがあるのです。
その上に
炊事洗濯掃除・・・・となると意外と子供を預けて働いている時間は自分の時間だったりします。
仕事中だけど、子供と少し離れることで、母親という顔ではない自分になる時間があれば、また帰宅してから子供との時間を楽しめる!
という意見はよく聞きます。
あと、未就学児の場合は、突然の発熱、嘔吐、下痢、なんてこともあります。
通勤に1、2時間かかっていたら大変です。
このようなリスク、母親の精神安定上の問題も考えるとやはり私個人としては子連れ出勤は難しいと考えます。
(*通勤がマイカーなどで企業内保育園があるなどの条件はまた別です、それはありがたい条件だと思います。)
「子連れ出勤」における問題点
以上のことから問題点は
*子供の体調について考慮されていない
*母親が子連れ出勤すると仮定されている傾向にある
*母親・父親どちらでも子連れ出勤した時に迷惑をかけていると思ってしまうのでは?という考慮がない
*母親が子連れ出勤する場合ー産後うつなどもあるのに、精神衛生面でのケアがされていない。
*子供の人数を考えられていない
などなどたくさん浮かび上がってきます。
あくまで個人的な意見ではありますが、この先このままの状態で政府案が机上の議論で現実を見ずに進むことに恐怖を覚えます。
早く待機児童の解消に努めて、安全な保育所を作るべく、保育士さんの『子連れ出勤』制度を改善してほしいと願います。